英語先生がTOEIC600点ってホント?

中学・高校の英語の先生のTOEICスコアが低いことが、よく問題になります。
TOEIC600点と言うのは本当でしょうか?
毎日英語に接しているのに何故スコアが伸びないのでしょうか?

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1. 高校教師の平均は600点台・中学教師は500点台

大前研一氏はこのように書いています。

日本では、英語教員のTOEICの平均スコアが中学560 点、高校620点という統計がある。
文部科学省はすべての英語教員に730点以上を求めているが、たとえば韓国でトップ5の大学に合格するには800点以上が必要だ。

つまり、日本の中学・高校の英語教員は、海外では“教わるレベル”であり、そういう人が教えているのだから、
日本人の英語力が上がらないのもむべなるかな、である。

この文章を読むと英語教員のTOEICスコアは600点程度らしいですね。

TOEICのスコアは下記のように5段階に分類されます。
日本の教師の600点とはCレベル。ちょうど真ん中のレベルになります。

  1. A(860~990)Non-Nativeとして十分なコミュニケーション能力を備えている。
  2. B(730~860)どんな状況でも適切なコミュニケーションをできる素地を備えている。
  3. C(470~730)日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる。
  4. D(220~470)通常会話で最低限のコミュニケーションが出来る。
  5. E( 0~220)コミュニケーションができるまでに至っていない。

2.「英語教師のTOEICスコアは、それほど低くない」との反論

2.1 英語教師の目標の目標TOEICスコアは730

しかし、下記の文書によると「英語教員の目標を730」に定めるとあります。
TOEIC730以上とは5段階のうち上から2段階目。Bレベルです。
目標がBレベルなら現状はきっとCレベルですね。
教師のTOEIC600というのは、妥当なスコアだとおもいます。

【 目標】
○ 概ね全ての英語教員が、英語を使用する活動を積み重ねながらコミュニケーション能力の育成を図る授業を行うことのできる英語力(英検準一級、TOEFL550点、TOEIC730点程度以上)及び教授力を備える
○ 地域レベルのリーダー的教員を中核として、地域の英語教育の向上を図る
○ 中・高等学校の英語の授業に週1回以上はネイティブスピーカーが参加する
○ 英語に堪能な地域の人材を積極的に活用する

2.2 受験者平均と平均はかなり違う

「英語教師のスコアのスコアがもっと高い」との根拠に下記のデータが引用されることが多いです。

2007年度に行われたTOEICの公開テストで、実施時に行っている職業についてのアンケートで、小学校教員と答えた受験者の平均点が582点であることがわかった。中学校教員と答えた受験者の平均は682点、高校教員と答えた受験者の平均は745点だった。

でも、「自分から進んで受験した人の得点と平均点は大きくことなる」のが普通です。

日本のTOEIC受験者の小学生のスコアをご存知でしょうか?
なんと半数以上が900です。
(数年まえ、新聞の記事で読みました)

もし小学生を無差別に選んで受験されれば、当然のように100点位下でしょう。

「TOEIC受験者の教師の平均点」と「教師のTOEIC平均点」はあまり関係がないのです。

3. 私の考え

教師がTOEIC600なのは本当だと思います。

しかし非難されるほど酷いことなのでしょうか?

私は妥当なスコアだと思います。

また、英語教師がTOEIC900以上だったら生徒の英語力は向上するのでしょうか?

たぶん、なんの変化もないでしょう。

日本の英語教育はもっと真剣な議論が必要だと思います。


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